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このコーナーでは、ルナルナ店長がお薦めするアジア映画をご紹介いたしております。 |
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この映画は、タイで空前の観客数を動員し、またアジアで数々の賞を獲ったとのことで、とても楽しみにして観てきましたが、 観た感想はこちらの期待を遙かに上回るくらいのとても素敵なものでした。 映画の舞台となっているのは80年代のペッチャブリの小さな田舎町。 《と言っても、主人公達の暮らすショップハウスや時折スクリーンを横切るサムロー(人力車)、オンボロの路線バス、 水遊びが出来る川、かき氷の屋台、駄菓子屋etc、これらは今でもタイの地方に行けばどこででも普通に見られる光景です》 物語はそんなのんびりとしたタイの田舎町で少年時代を過ごした懐かしい日々の記憶を、 幼なじみの女の子ノイナーの結婚式に招待された主人公ジアップが、 その当時に流行したタイポップスと共に思い出していくと言う形で編まれています。 幼なじみノイナーとの甘酸っぱい想い出を中心に語られるエピソードには、 タイの子供達の遊びが幾つも登場します(ゴム飛びや川飛び込み、チャンバラ、パパとママ遊び等々・・・) そんな南国の青空の下で生き生きと遊ぶ子供達の姿はとても羨ましく感じられます。 また一年中夏のような気候のタイの情景は、日本の夏休みを思い起こさます。 しかしこうした子供時代の懐かしい想い出は、世代や国籍を問わず、誰しもが持っているものなのでしょう。 観ている内にどんどんと引き込まれ、いつしか自分の体験のように共感しておりました。 またこの作品が(監督達もそれとなくうち明けているように)タイと言わずアジア中の子供達に愛され続けている 漫画ドラえもんへのオマージュでもあることも、 日本人としてタイの人達と一緒に懐かしさを共感出来る一因になっているかと思います。 そう言えば、私がかねてからこれはタイ映画の伝統的様式ではないかと思っていた例の「追っかけシーン」も (流石にこの映画には入っていないだろうと思っていましたが) しっかりと、そしてとても心に残る美しいシーンとして入っていました。 やはり紛れもなくタイの映画です。 そしてとにかくどこを切り取ってもタイらしい優しさと懐かしい光りに溢れていて、何度も観たくなるような映画でした。 これ以上の詳しい内容は秘密ですが、 この作品を観れば、誰もが心の引き出しが開いて懐かしい記憶が蘇って来るかと思います。 恋人や大切な友人を誘って観に行けば、きっと幸せな気持ちになれるかと思いますのでとてもお薦めです。 〈 ルナルナ 中澤 〉 ● |
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